「手入れ」ができない現代人
現代のテクノロジーと手仕事
都市に実がなる
次は住宅を0円にする
多摩川河川敷の、未来的な生活を映画に撮る
安藤忠雄さんと議論を
(2010年7月 東京・J.S. BURGERS CAFE新宿店にて TEXT:山田真由美 PHOTO:室谷亜紀)
1978年熊本生まれ。大学進学を前に建築家・石山修武設計の「幻庵」に出会い、建築家を志す。 早稲田大学理工学部建築学科にて石山氏に従事。在学中より、「生きていくための建築」とは程遠い現代建築に疑問を持ち、人が本来生きるための建築とは、生活や環境も含めた空間とは何かを模索するようになる。そのようななか、隅田川でソーラーパネルを使って自家発電している路上生活者の「家」に衝撃を受け、東京の路上生活者が暮らす総工費0円の家の調査を開始。2004年、日本の路上生活者の住居を収めた 写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。 2006年、カナダ、バンクーバー美術館にて初の個展、 2007年にはケニアのナイロビで世界会議フォーラムに参加。 2008年には、隅田川に住む路上生活の達人・鈴木さんの生活を記録した 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房)を発表し話題を呼ぶ。翌2009年には自身も実際に多摩川生活を経験。 他の著作に『隅田川のエジソン』(青山出版社)、『TOKYO一坪遺産』(春秋社)など。最新刊『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(太田出版)が8月4日より発売予定。
坂口恭平オフィシャルサイト http://www.0yenhouse.com/
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